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2007年11月のTopic   正常眼圧緑内障

NTG nomal tension glaucoma

正常眼圧緑内障 40歳以上の方要注意 気づかないうちに視野が狭くなる病気

1.緑内障とは

緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなり、場合によっては失明に至る病気です。これは眼圧の上昇がその原因の一つと言われています。
眼の中には血液のかわりとなって栄養などを運ぶ、房水と呼ばれる液体が流れています。房水は毛様体でつくられシュレム管から排出されます。眼の形状は、この房水の圧力によって保たれていて、これを眼圧とよびます。眼圧は季節によって多少変動しますが、ほぼ一定の値(10〜21mmHg)を保っています。

2.正常眼圧緑内障の症状と原因

緑内障には、開放隅角緑内障という房水の出口である繊維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が序々に上昇するタイプのものがあります。しかし眼圧が正常範囲であっても緑内障は起こります。
これを正常眼圧緑内障(NTG)とよび、開放隅角緑内障に分類されます。自覚症状はほとんど無く、気づかないうちに視野が狭くなってきます。原因としては、その人の視神経乳頭が耐えられる眼圧が低い、眼循環の障害などが考えられます。

3.検査と診断

NTGの方の眼圧は正常値を示すので、眼圧検査では発見できないため、眼底検査、視野検査が決め手となります。

◆眼底検査→視神経乳頭に障害を認める方(視神経乳頭陥凹)

◆視野検査→視野暗点、視野欠損、視野狭窄を認める方

4.予防と治療

◆薬物療法
緑内障の治療は、その全てが「眼圧を下げることを目的」とした点眼薬を処方します(場合により内服薬を併用)これは主に房水の生産量を減らしたり、房水の流れを良くし眼圧を下げる薬ですが、眼圧が正常値であるNTGの方にも視神経の「血流を良くすることを目的」として薬を処方します。

◆レーザー治療(LTP:レーザー繊維柱帯形成)
レーザーを繊維柱帯に照射し、房水の流れを良くして眼圧の低下をはかる治療法です。

◆手術(TLF:繊維柱帯切除術)
房水は繊維柱帯という網目状の部分からシュレム管というところに入って血管に出ていきますが、この房水の出口である繊維柱帯を切除することで、房水の流れを良くする方法です。

レーザー治療(LTP:レーザー繊維柱帯形成)
手術(TLF:繊維柱帯切除術)

5.大切な眼を守るために

緑内障は適切な治療を行わない限り、その進行を抑えることができない上に、一度失われてしまった視野、視力は元に戻ることはありません。
そのため治療は一生涯続けなければなりません。重要なのは、早期発見、早期治療となります。自覚症状が無くても40歳以上の方は一度眼科で検査をしましょう。

 

 

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