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  2006年 2月のTopic  近視の進行を防ぐには
<視力検査>
 
視力検査

力検査というと、一般の方は「裸眼」の視力を測定することをイメージすると思います。
しかし、眼科では患者さんにメガネを掛けて、最高の視力が出るのにどれだけの強さのレンズが必要か、「矯正」して測定することを「視力検査」と言っています。
これは、誰でもメガネを掛ければ「2.0」まで視力が出るわけではなく、眼の病気があると、いくら強い度のメガネをかけても自動車の運転に必要な「0.7」まで視力が上がらない場合もしばしば起こります。ですから眼科で行なう視力検査は、ただ裸眼視力がよいか悪いかだけではなく、眼の病気を発見するために患者さんの負担が少なく済む、最も重要な検査の一つなのです。
「眼のかゆみで受診したのに、頼みもしないのに視力検査をされた」と不満に思われる患者さんもいますが、眼科での視力検査はこのように一般の「裸眼」視力の検査とは違いますので、ただのかゆみであっても目の中の病気やその原因の発見のためには全員に受けていただくことをお勧めします。
結膜炎だと思っていても、ぶどう膜炎と言って、放置すると失明につながりかねない目の中の炎症が原因の場合もあります。
前置きが長くなりましたが、眼科での「矯正」視力検査の重要性を知っていただくために説明させていただきました。
  と言いますのも、この視力検査の技術が患者さんの近視の進行に影響する場合があるからです。

<“眼科”が近視進行の原因!?>
 

代は、テレビ、パソコン、携帯電話、テレビゲーム、携帯型ゲームとたくさんのモニター画面に囲まれた時代で、この環境が、近視進行の原因と多くの方に理解されています。
  しかし、眼科を受診した近視患者さんの近視の強さを測定する時に、熟練した検査員が測定した近視の強さ(屈折度)と、単純に器械で測ったデータでは差があることが知られています。器械での測定データには誤差が多いのです。
  眼科を受診したときに本来は近視でもないのに検査員の技術不足ために器械での検査データをもとに近視が進んだと言われ、度の強いメガネやコンタクトレンズに変えられてしまう場合が問題になっています。特にコンタクトレンズの販売を主目的とした“眼科”では、たくさんの患者さんを「流す」ために十分な時間をかけた検査がされないことを経験した方も多いのではないかと思います。
  時間をかけた正確な検査が出来ず、器械任せの検査でも保険診療の点数は同じため、短時間に数をこなしたい“眼科”では残念ながら検査の質が軽視される現状があります。

のような状況ではどんどん近視が進行するでしょう。
動物実験でも近視のレンズをかけ続ければ近視に、遠視のレンズをかけ続ければ遠視になるという報告があります。これはどんな状況でもよく見えるようにしようという身体の自然な働きがあるからだと考えられます。
  一般的な日常生活の注意だけではなく、正確な視力検査を行い、定期的な診察を受けていただくことが近視の進行抑制には大事だと思います。
  春は一年でメガネやコンタクトレンズのご希望が最も多くなる時期です。
  特に、これから新しいメガネやコンタクトレンズ処方を検討されている方こそ、今後のために最初に正しい近視や視力の状態を眼科専門医で検査してもらうことをお勧めします。

 

 

 

 

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