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眼科レーザー治療(レーザー光凝固装置)

眼科レーザー治療とは? 緑内障治療 眼科糖尿病治療
網膜静脈閉塞症 網膜裂孔治療 高血圧網膜症

眼科レーザー治療とは?

レーザー凝固装置写真最新型の レーザー光凝固装置 を導入し、緑内障、糖尿病、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔(網膜剥離の前段階)等の治療を外来にて行います。

緊急の場合を除いては、予約にて対応させていただきます。
緑内障の場合は、術前に瞳を小さくする薬を点眼します。
糖尿病、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔の場合は、術前に瞳を大きくする薬を点眼します。
いずれも前処置に時間がかかりますので、治療の予約やスケジュールはスタッフにお尋ね下さい。
また、患者様によっては複数回の処置が必要な場合がありますので、このスケジュールもスタッフにお尋ね下さい。


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緑内障治療

緑内障(りょくないしょう)

緑内障イラスト

眼球内は、房水(ぼうすい)という水で満たされています。
房水は毛様体でつくられる液体で、後房、前房、隅角(ぐうかく)を通ってシュレム菅へ排出されます。この流れが正常に機能していれば良いのですが、それが何らかの原因で排出がうまくいかなくなると、房水がたまりはじめて眼圧が上がります。
風船に水を入れると圧力で膨らむのと同じです。
その圧力で視神経が圧迫されて障害を受ける病気です。しかし、緑内障の患者さんの中で眼圧が正常の範囲内の方もたくさんいることがわかりました。

緑内障にはいろいろな種類がありますが、ここでは眼圧上昇をともなう2つの例を紹介しますが、レーザー治療の適用となる場合があります。

一つは急性の緑内障です。突然、房水の排出口がふさがれ(主に隅角)眼圧が急に上昇するもので、目が痛い、頭が痛い、吐き気がするといった症状が出ます。遠視の女性に多いと言われています。
もう一つは慢性の緑内障で、じわじわと症状が進むものです。
少しずつ排出口がふさがれて行くため、初期段階では自覚症状は殆どなく、視野障害が進んでから発見されることが少なくありません。

最近の調査では、日本人40歳以上の15人に1人が緑内障にかかっていることがわかりました。
緑内障は日本人の失明原因の上位にあげられ、早期発見、早期治療が大切ですが自覚症状のない場合はどうしても発見が遅れがちです。
定期的に検診を受けることをおすすめします。

 

糖尿病治療

糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)

糖尿病の三大合併症のひとつで、最終的には失明に至ります。
成人してからの失明原因の第1位となっているのがこの糖尿病網膜症なのです。
その症状はおおよそ3段階に分けることができます。

眼球イラスト単純糖尿病網膜症

網膜の毛細血管に小さなコブができ、一部から出血したり、白いシミ(白斑)ができたりします。
この段階では自覚症状はほとんど認められません。

増殖前糖尿病網膜症

単純糖尿病網膜症が進行し、白斑の数も増え、毛細血管の一部がふさがるなどの症状が現れます。この段階でレーザー治療を行ない、増悪を防ぐことが重要です。

増殖糖尿病網膜症

増殖前糖尿病網膜症からさらに進行した状態です。
網膜が次第に酸素不足の状態となります。
それを補うために新生血管とよぶ、もろい血管ができますが、そのもろさゆえに破れることがあり、硝子体(しょうしたい)出血などを引き起こします。また、網膜剥離(もうまくはくり)の症状も出ることがあります。
さらに進行すると失明に至ります。

また、上記進行のいずれの段階でも網膜の黄斑(おうはん)部という部位にむくみ等がおこり「糖尿病黄斑症」が生じることもあります。
糖尿病網膜症は初期段階では自覚症状がありませんので、糖尿病のかたは 失明しないためにも、血糖コントロールをしっかりしながら、早い段階からの定期的な検診を受けることをおすすめします。

 

網膜静脈閉塞症治療

網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)

血圧測定イラスト網膜の静脈が詰まると、その部分から末梢にかけての静脈が拡張して曲がりくねり、眼底出血や浮腫(むくみ)を引き起こします。
これを「網膜静脈閉塞症」といいます。
多くの場合、高血圧や動脈硬化などが原因で起こります。
発症のピークは60〜70歳代ですが、40〜50歳代と比較的若い年代にも見られます。

網膜静脈閉塞症には、「 中心静脈閉塞症 」と「 分枝静脈閉塞症 」の2種類があります。

いずれも視野欠損や視力低下を最小限に抑えるには、なるべく早めに眼科を受診して、適切な治療をを受けることが必要です。

中心静脈閉塞症の治療

網膜の出血も軽度で毛細血管の閉塞のないものを「非虚血性」中心静脈閉塞症といい、 若い人にも起こります。
一方、出血が多く、高血圧や動脈硬化が原因で起こる中心静脈閉塞症は「虚血性」といいます。
頻度としては、虚血性の方が圧倒的に多く認められます。
非虚血性で視力が比較的保たれている場合には、薬物療法を行います。
それでも出血が止まらず、視力の低下が見られるときは、レーザーで出血や浮腫を吸収する「レーザー光凝固」を行います。
虚血性の場合は、残念ながら治療をしても視力の回復はほとんど望めません。
しかし、 そのまま放置すると、出血性緑内障を合併することが多いので、その予防のためにレーザー光凝固を行います。
もちろん、原因となる高血圧や動脈硬化の治療も必要です。

分枝静脈閉塞症の治療

中心静脈閉塞症写真
中心静脈閉塞症(非虚血性)
網膜全体に出血が認められる(写真右)

非虚血性の中心静脈閉塞症と同じく、まず薬物治療を行うのが一般的です。 薬で出血が吸収されない場合は、やはりレーザー光凝固を行います。
網膜の出血した部位や むくみの多いところにレーザーを照射して、出血やむくみを網膜の下の組織の脈絡膜側に吸収させます。
出血や浮腫が吸収されれば、視力は改善します。ただし、黄斑部の出血や浮腫を長期間放置すると、治療で出血が吸収できても視力の改善は難しくなります。
遅くとも 発症後3〜4ヵ月以内には、治療することが必要です。

 

網膜裂孔治療(網膜剥離の前段階)

網膜剥離(もうまくはくり)

眼球の中には硝子体(しょうしたい)いうゼリー状の透明な物質が満たされています。
その周りには網膜があります。網膜剥離とは、その網膜の一部が何らかの原因で内側へはがれてしまい、視力や視野に障害が起きる病気です。
よく目の構造はカメラにたとえられますが、網膜はカメラでいうフィルムにあたります。
そのフィルムがはがれてしまった状態が網膜剥離です。

原因としては、目の老化、非常に強い近視、以前に目の付近に外傷を受けたなど様々です。
進行が進んでしまうと手術必要となりますが、 早い段階での治療はレーザー光凝固装置で治療が可能 な場合があります。

網膜剥離は初期の段階では自覚症状はありませんが、徐々に目の前に虫が飛んでいるように見える「飛蚊症」という症状が現れることもあります。 網膜剥離は早期発見、早期治療が重要です。

網膜剥離は放置しておくと入院しての手術が必要になり、最終的には失明してしまいます。

目の前に虫が飛ぶ、線のようなものが見える、光がチカチカする、などの症状が生じたときには早めに眼底の検査を受けてください。
その際、瞳を薬で広げて検査します(散瞳検査)ので、車やバイクを運転してのご来院は避けてください。

 

高血圧網膜症治療

高血圧網膜症 (こうけつあつもうまくしょう)

「高血圧網膜症」は高血圧に伴う病気の中で目に関連した病気です。
高血圧は心臓病や脳梗塞、心筋梗塞、腎不全といった様々な合併症を起こす場合がありますが、目にも影響を及ぼす場合もあります。

目の奥には「網膜(もうまく)」という部分があり、カメラにたとえるとフィルムの役割をしています。
高血圧性網膜症はその「網膜」という部分に流れている血管が高血圧によって変化が現れてくるものです。
「Scheie分類」という分類方法ではその症状の変化は2つに分けられます。

血圧の高さによるもの

網膜説明図高血圧が原因であることによる変化を見るものです。
高血圧の影響により網膜にある動脈の血管が細くなる狭細化(きょうさいか)や1本の血管で太い部分と細い部分ができてしまう口径不同(こうけいふどう)という現象が起きます。さらに症状が進むと出血や乳頭浮腫(にゅうとうふしゅ)といった現象が起きてしまいます。
症状の度合いにより4段階に分けられています。

動脈硬化によるもの

高血圧になると動脈硬化が起こってきます。この動脈の硬化の度合いを見ます。
動脈血管の壁の厚さ具合を見る血柱反射(けっちゅうはんしゃ)の亢進(こうしん)や、動脈と静脈が交叉(こうさ)している部分での静脈の変化(先が細くなっているなど)を見る動静脈交叉現象(どうじょうみゃくこうさげんしょう)から判断をします。
こちらも症状の程度により4段階に分けられています。

 

これらの症状は眼底検査を行なうことによって確認することができます。
症状が進めば見えづらくなったり、場合によっては失明してしまうこともあります。
高血圧の方は高血圧網膜症に限らず合併症を起こさない様に注意しましょう。