おぐり眼科クリニック
コンタクトレンズ診療
コンタクトレンズの安全性 コンタクトレンズ価格 コンタクトレンズ価格

コンタクトレンズの安全性

コンタクトレンズ疾患
{はじめに}
コンタクトレンズは、大きく分けると酸素透過性ハードレンズ(以下、ハード)と
ソフトレンズ(以下、ソフト)の2つの種類があります。
その種類によって目に起こる疾患も違ってきます。
コンタクトレンズによるトラブルは数多くありますが、以下に代表的なものを示します。
{ハード装用による疾患は?}

1、 瞼裂斑(けんれつはん) 
黒目の横の白目に、痛みも何も感じない、黄白色のふくらみがよくみとめられることがあります。
これはハード使用者によく生じる症状で、病的なものではありません。
痛みなどを伴わなければ、あまり心配のないものです。
時々、炎症を起こして充血することがありますので、そのような時は早めにレンズを休みましょう。

2、 点状表層角膜炎 
角膜の上皮細胞が剥がれ落ち、痛みが伴います。
ハード使用者には痛みなどの自覚症状が生じやすいため、重症になることはまずありません。
適切な形状のレンズに変更し、人工涙液の点眼薬、
角膜上皮の治療用の点眼薬を使用することにより、
ほとんどの場合早期に改善されます。
{ソフト装用による疾患は?}

1、 角膜びらん、潰瘍(かいよう) 
角膜表層を占める細胞層である角膜上皮が欠損した状態を指します。
簡単に言うと『角膜に傷がついた』といわれる状態です。
自覚症状は、眼痛、羞明(しゆうめい)(まぶしさ)、流涙などがあります。
角膜びらんは比較的多く見られる症状です。
角膜びらんがひどくなると潰瘍になります。潰瘍は視力低下まで及ぶことがあります。

2、 血管新生 
角膜はカメラで例えると、レンズフィルタ−の部分に例えられます。
したがって、正常な角膜は、血管が入ってはいけない部分(無血管組織)です。
従来、角膜は血管がないことにより透明性を維持して、
物を見るために重要な役割を果たしている機能の一部なのです。
しかし、いったん角膜が損傷を受けると、黒目と白目の境(角結膜輪部)から
新生血管が角膜に伸びます。
このことは角膜に負担がかかっている状態なのですが、
この角膜新生血管は角膜の傷を治すための身体にとって有益な反応と考える事もできます。
しかし、その一方では角膜の透明性が減弱し、角膜障害の原因ともなりえます。
下の【写真1】が、ソフト6年装用者の角膜にみられた、角膜新生血管の侵入です。
   【写真2】がハード約20年装用者の角膜です。

【写真1】
血管新生写真
ソフト6年装用者の角膜にみられた、
角膜新生血管の侵入

【写真2】
ハードコンタクトレンズ装着20年の角膜写真
ハード約20年装用者の角膜

{最後に}
ソフトを装用すると、ちょうど傷口にカットバンをはるように痛みが軽減し、
「平気でレンズが使える」ことが多いようです。
しかしそうしている間に、感染症などが生じ重症化して、初めて自覚症状となって現れます。
特に最近氾濫している使い捨て系のレンズでは、決められた使用方法を守らずに、
夜間も装用したまま寝たり、期間を超えて何日も同じレンズを使用したりして、
重症な眼疾患を生じることが多いです。ハードでは目とレンズの間の涙液交換が十分にできます。
また、最近のハードには酸素透過性の高いものが多く、そういったレンズでは、
角膜に十分に酸素を取り入れることができ、長時間・長期間のコンタクトレンズ装用には
向いていると考えられます。

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